2012年12月1日土曜日

Kindleで論文は読めるか





Kindle paperwhite 3Gを購入しました。amazonのKindleストアを見るとラインナップも充実しており読書には良いかと考えたのが理由です。

で、論文なんかを読む際にも使用できるかどうかを試してみました。当然のことながらMendeleyなどの文献管理ソフトには対応しておらず、転送する必要があります。読みたい論文の転送ですがamazonのMy Kindle>パーソナルドキュメント設定に転送用のEメールアドレス ○○○@kindle.comがありますのでそこへメールに添付して送るだけです。

複数の論文を一度に転送するのもOK、日本語の論文ももちろんOK、フォーマットはPDFのみでなくHTML、DOC、DOCXなどにも対応しています。

で、読めるかというとそのままでは苦しい。A4で読むとちょうどよいものを6インチのKindleでそのままでは読めないですね。文字がつぶれ気味でかなり読みづらい。当然、拡大するのですが

まあそうすると読めます。問題はレスポンスがiPad、iPhoneと比べると遅いのでこれがネックです。1つのパラグラフを読んで、じゃあ次に、っていうステップでレスポンスの遅さからかなりイライラさせられてしまいます。この辺はやっぱりiPadのほうが圧倒的に良いですね。


Kindleはe-inkなので眼も疲れにくいし通常の読書には良いと思うのですが、学術論文を読むのにはかなり無理があるという印象です。

これはKindleの限界ともいえますし、学術論文が依然としてPDFを前提として作成されているのも一因かと。もはや90%、もしかしたら99%はPC上で論文を読んでいると思うので、PDFではなく学術論文に適したフォーマットが必要ではないかと考えています。

でもKindleは良いですね。バッテリー持ちもiPhoneなどと比べるとありえないくらい良いですし3Gですとどこでも購入できてしまいます。危険なことに欲しい本はその場で1-クリックで買えてしまいます。購入して1週間ですでに20冊くらい買ってしまいました。









ラベル